先日の釣果
まずは250RCの方です。共通データは以下の通りです。
Astrosib250RC + Takahashi76Dレデューサー
EOS40D SEO-SP4 LPS-D1フィルター
Takahashi NJP-Temma2赤道儀
一コマ目はM78でした。以前、この地で2000mmで狙ったのですが、満足いく出来ではなかったので、今回はレデューサーを入れて光学系を若干明るくして再チャレンジです。
ISO1600 180sec×40
前回2年前と比べて、進歩したかというと、それほど進歩したという感じはないのですが、ゴリゴリに処理しなくてもそこそこにはなったので、まぁ、自分としてはきっとこんなもんなんだろうな、といった感じです。青っぽく光る星雲の感じがやっぱり好きですね。
画像処理段階で分かったことですが、現地で撮ったフラットが露出不足でノイズだらけで使い物にならず、年末に自宅で撮ったフラットを使ったので、完全に満足いくものとはなりませんでした。
二コマ目は、触覚銀河(アンテナ銀河)NGC4038です。よくよく考えると、2年前の撮影でも今回の順番だったようです。前回は確かM78の撮影がおして、十分に撮影できなかったので、これも今回はリベンジです。
ISO1600 180sec×45
今回は露出も十分にかけられました。光学系も明るくなったので、アンテナがはっきりと・・・あれ?出てこない・・・甘かったようです。
全体の出来としては、2年前よりはまとまったように感じますが、レベル的にはさほどのものではなかったようです。厳しいですね。もっとくっきり出すにはどうすればよいのだろう?でも、今の機材ではこれ以上のことは多分無理なので、これはこれとして納得することにします。
三コマ目は昨日ご報告の通り、雲の来襲によりなきものとなりました。
SMC PENTAX135mmF2.5→4.0 + EOS Digital Rebel XTi + LPS-P2
Takahashi EM10B MTS-3SDI+赤道儀
一コマ目は、わし星雲IC2177でした。先日自宅で試し撮りしたので、その本番です。
ISO1600 181sec×50
結果としては、星像はやはり望遠鏡に比べるとどうしても甘く、二絞りでも若干にじみもあるのですが、銀塩時代のレンズとしてはまずまずの感じではないかと思いました。レンズがそこそこ明るいので、写りもまずまずだったかなと思います。これからも対象によっては積極的に使っていけるレンズだと思いました。
二コマ目は、乙女座銀河団でした。本当はM81、M82付近の分子雲が写せるか?なども考えたのですが、まずは無難なところを選びました。
ISO1600 181sec×40
写りは、まぁ、こんな感じね・・・といった感じ。星雲(小宇宙)もちっちゃいし・・・でも本当に小宇宙がうじゃうじゃありますね。ただこれだけつるんとしていると、中央にかけて微妙に赤っぽくなるのが気になります。レンズのせい?カメラボディのせい?
三コマ目は、アンタレス付近のカラフルな部分です。昇りたてでちょっと無謀かな?とも思いましたが、せっかくなのでチャレンジしました・・・が、昨日報告の通り、雲の来襲にやられ、8コマ止まりでした。
ISO1600 181sec×8
さすがに8コマでは粒子粗々で、強調しようにもできません。まあ、それにしては良く写ったな、といった感じです。青が写りにくいのはフィルターのせいもあるのかな?
RCの方もそうでしたが、こちらのフラットも露出不足で使えず、自宅のPC画面を使ってとりあえず撮って使いました。やっぱり現地でフラットを撮るなら、明け方の明るい時間帯を使うか、本撮影と同様の時間をかけないとだめっぽいですね。難しいです。
それと、特にXTiのカメラの方ですが、ノイズで苦しむ部分が多くなってきました。中古で購入して11年。そろそろ次を考えないといけない頃になってきたのかもしれないです。40Dの方も結構使い込んでいますし、頭が痛いです。
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