13年・・・
13年前の私は現在の建設会社に勤めて数年、いつものように5時半過ぎに起きて会社へ向かう準備をしていた。地震との報道に、出がけにテレビを見ると、NHK大阪放送局の内部カメラの画像が流れていた。中程度くらいの地震のように感じた。そのまま自宅を出て出社。会議室で大勢が騒いでいるので、「何かあった?」と顔を出してみると、会議室のTVの中で兵庫の街が燃えていた・・・「えっ!」としか言えなかった。まさかこんなに大きな地震だったなんて・・・。地下鉄サリン事件とともに生涯忘れることのない時間だろう。
震災後、私の会社からも災害復旧および建物の構造判定の支援として毎週交代で被災地へ向かった。たぶんHPにもBLOGにも書いてはいないと思うけど、実は私にも声がかかったんだ。でも断ってしまった。理由は当時の自分として、支援できるだけのものをまだ身につけられていないと思っていたから。でもあの判断は、本当に正しかったのだろうか?思い出しては考えている。いまさらなのだけれども・・・。
後日、支援なんてものは出来ないけれど、今後の教訓としてこの目で見ておかなくてはと思い、有給を取って1日中あちこちを歩いてきた。まだこの目に焼き付いて離れない。とても感想などと書けるものではない。ただ、せめてでも、これから自分が設計に携わるであろう建物は地震に負けない建物にしなければと改めて自分に誓った。
あれから13年、途中約2年のブランクを経て、私は同じ職務に就いている。
あらためて震災に遭われた方々に黙祷。
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