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2009年11月22日 (日)

夜露防止対策について

 昨晩の星を見る会で、望遠鏡の夜露防止についてご質問がありましたので、私の場合をご紹介したいと思います。

Heater091122

 まず、夜露とは、空気の湿度が高い時などに、空気中の水分がガラス・鏡の表面に結露してしまうことを言います。冷蔵庫から出したばかりのビン・カンに水滴がつく、冷えた朝、車の上に水滴がビッシリ、という現象と同じです。望遠鏡の場合、一度夜露でレンズ・鏡が曇ってしまうと、拭いてもまたついてしまうので、曇らせないのが重要です。で、対策ですが、1枚目の写真に2種類載せてみました。

 まずは最も簡単な方法、「カイロ灰」です。棒状の灰に火をつけて専用ケースを閉じます。そのままだと熱いので、適度な布等で包んだ後、ストッキングに入れてレンズ周りに縛って終了。一眼レフカメラで星空を撮る時の定番中の定番です。

 ただ難点なのは、使い捨てカイロが当たり前の世の中、古風なカイロ灰を扱っているところが少ないことでしょうか。天文ショップなどではまだ扱っていると思います。(一応お問い合わせください)

 そこで次に選んだ方法は写真上部のヒーターです。これは某オークション(キーワードは「夜露防止ヒーター」)で新品が購入できますが、電線等に微弱な電流を流すことにより発生する熱を利用します。私の使っているものは黒いスポンジ状の部分が発熱源となり、マジックテープ付きの赤いバンドでレンズ周りに巻き固定します。電源は12Vで、DCポータブル電源を使っていますが、乾電池でもOKだと思います。ただ何時間くらい保つかは不明ですが・・・。

Heater_ex

 2枚目の写真は使用例です。安価且つ簡単に加工できますので、これは結構お薦めです。

 あと、反射望遠鏡のように、鏡が筒の奥先にある場合、鏡筒外径が大きい場合などは、ヒーターを外側から巻いても効果が出ないので、筒先に黒い巻きフードを巻くか、小さなポンプで乾燥空気を鏡の前面に送り続ける、などの方法があります。巻きフードは天文ショップで扱っていますので、使いたい望遠鏡を伝えれば最適なものをセレクトしてくれますが少々コストがかかります。乾燥空気の方は使うポンプ次第で安価に揃えることも出来ると思います。

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